神社の豆知識 その六

 

大祓(おおはらえ)のはなし

半年ごとに心身の罪穢れを祓い、清々しい気持で次の半年を迎える行事です。それぞれ夏越の大祓、年越の大祓といいます。神社にて茅の輪をくぐり、人形(ひとがた)で心身を祓います。そして、神職により大祓詞が奏上されます。

ちょっとかための

豆知識

 
大祓式で奏上する『大祓詞』は、日本の神話『古事記』がもとにあります。
『大祓詞』においては、祓戸の四神によって罪が消滅していきますが、ここでの「罪」は『古事記』のなかで、スサノオノミコトが高天原で重ねた罪を指すといわれます。
罪を犯したスサノオノミコトは、八百万の神たちにより高天原を追放され、のちに善神として活躍します。
祓には、自らを省みて再生するという意もあるといえましょう。