四月六日から七日にかけ、満開の桜の下で斎行された平成最後の例大祭。

晴天にも恵まれ、参拝の方々で賑わった境内の様子を、社務猫たちの姿を織り交ぜつつご紹介いたします。



ちょろ「日頃の行いがよかったのよね」


宵宮当日。
参道には屋台が並び、櫓からお囃子が響きます。


神楽殿ではさまざまな演芸が奉納されます。
色とりどりの授与品が並ぶ札所
囃子保存会の皆様

その頃、参拝の皆様の前に姿を現さない社務猫たちはというと…

宮司室にいました。


押入れの戸を開けてみると…


大きな音が苦手なお嬢様きーこ。

開催を告げる花火が鳴ってからというもの、表に出てきません。

一方、慣れっこの母親ちょろは…


「こんな日は日向ぼっこに限るわね」

FAXの上から動きません。



宵宮の夜も更けて…



例大祭当日です。


御神輿の出発

続けて例大祭です。




「ちょろさーん。宮司忙しそうよ?」


「……(お昼寝中)」

「きーこさん、屋台見に行かないの?」


「ちょっと気がすすまないのよね」

神楽殿では今日も演芸が奉納されます。



ステージも終盤を迎え、再びお囃子が響きます。

そして…



御神輿が帰ってきました!



長い参道を抜けて、とうとう宮入りです。



勇壮な掛け声が境内に響きます。


全員で一本締め

夜空に花火が上がりました。



「あら。無事に終わったの。よかったわね」

翌日。

夜半の風で桜は一度に散り、参道は花びらで覆われました。



ほとんど外出もしていなかったのに、なぜか首輪をなくしてしまったきーこ。
新しく赤い首輪をつけてもらいました。



静かになった境内を探索するちょろ


「ふーん」
「どうしてもっていうんなら、来年出てもいいわよ?」

社務猫の姿が見られるか…は分かりませんが。
来年度、令和最初の例大祭も無事に斎行できますよう。
最後までご覧いただきありがとうございました。


「来年は屋台くらいは見に行こうかしら…」